自然分娩

自然分娩について

お産は1人の女性が母親になる感動的な瞬間です。

意識と体の感覚がはっきり方がその瞬間は鮮明な出来事に感じられます。
また人生の中で、自分の(潜在)能力に対する自信を深める(〜自信を取り戻す)絶好の機会とも言えます。乗り越えるための困難が、乗り越えた後の充実感、母子に絆を深めます。自然に産めたという自信はその後の育児への自信にもつながっていきます。
そのような考え方にたち、個人個人の母性を大切にして自然分娩に導くことを目標にしています。もしなんらかの医学的理由で自然分娩にならなくてもその努力は悔いのない結果として受け止められます。

自然分娩のこつ

  • 日頃から散歩などを取り入れよく歩くこと~適度な運動を心掛ける事
    (但しそれによりひどくお腹が張ってくるようなら医師に相談しましょう)。
  • 陣痛発来後は、息を吐くのを中心とする呼吸(フーフー呼吸、ヒッヒッフー呼吸)をする事により体の疲労で緊張を最小限にする事(ラマーズ法)。
    リラックスし自然に呼吸法が身に付くマタニティーヨーガは有効な方法です。
  • 上体を起こし、背中を上に向ける姿勢をとり重力をうまく利用する事。
  • いきみたくなり始めても、意識して息を吐くのを中心とする呼吸をする事によりやり過ごし抑制できない部分のみ自然に力が入るようにする事
    (息を止めて長くいきみ続ける事を避ける事)。

肥満

胎児が大きくなり過ぎる事、子宮筋の周りに余剰組織があるため収縮力にブレーキがかかる事
軟産道の内径が余剰組織のため狭くなる事など全ての点で難産に傾きますので是非予防してください。
(標準体重の人なら10kg前後の体重増加がめやすです。)

自然分娩 Q & A

A. 陣痛は” 痛み” の文字が入っていますが、ケガをした時の痛みとは異なりお産が終わればすみやかに消失します。陣痛の痛みは胎児を産み出す子宮その他の筋肉痛であったり、子宮口や膣などの軟産道が広がるときのストレッチ痛です。陣痛発来後は息を吐くのを中心とする呼吸で努めてリラックスする事で軟産道のストレッチをスムーズに行ないます。上体を起こして重力をうまく味方に付け、最小限の自然な、いきみを心掛ける事で、無駄な力を入れず胎児を生み出す力を最大限に発揮します。これらを陣痛が始まってからでなく、妊娠中から心掛ける事で、自信をもってスムーズにお産を乗り越える事ができるのです。

A. 分娩が長く遷延して進まずママの疲労が心配なときや、破水後時間がたっても陣痛がこないで 感染が問題となってくる時、さらに胎児の状態が危険なときなどでは、陣痛促進剤や吸引分娩、さらには緊急帝王切開術等を行う事もあります。そのような時はまず赤ちゃんそしてママの安全が優先されます。

A. 患者さんがお産の瞬間をはっきり感じ取りママになった実感が湧くように、御主人もその場に立ち会うとパパになった実感が強く湧きます。するとママをいたわり、育児の手伝いをしてくれるかも知れません。パパが少しでも育児参加をしてくれると、ママが育児を楽しめるようになります。ですから立ち会い分娩は希望があれば勧めています。但し苦手な御主人もおられますのでご夫婦でよく話し合って考えてください。